女子高生同士で腹刺す殺人未遂-茨城神栖市

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速報情報 – 随時更新

・2/7速報-水戸家裁土浦支部(神吉康二裁判長)は2月6日、容疑者少女を中等少年院送致の保護処分とした。
・1/11速報-今後、2週間~8週間にわたり水戸少年鑑別所に収容された後、少年審判が開かれ最終的な処分が言い渡される。
・1/11速報-水戸家裁土浦支部は1月10日、2週間の観護措置を決定し、容疑者少女を水戸少年鑑別所に収容。
・1/11速報-水戸地検は1月10日、容疑者の少女を殺人未遂と銃刀法違反の非行内容で水戸家裁に送致。

殺人未遂事件の詳細

茨城県神栖市知手字砂山3436のコンビニエンスストア「ローソン 神栖知手砂山店」で12月21日午後1時25分ころ、神栖市に住む高校3年生の女子生徒(18)が、同じ神栖市に住む高校1年生の女子生徒(16)の腹を果物ナイフで刺す事件が起きました。神栖市知手字砂山=かみすし しって あざ すなやま

ローソンの警備会社から「アルバイト店員の女の子が刺された」と茨城県警鹿嶋署に通報があり発覚。

ナイフは刃渡り10cm程度だったということです。刺した女子高生はその場で、駆け付けた茨城県警鹿嶋署の警察官により殺人未遂罪の容疑で現行犯逮捕されました。

刺された女子高生はその後、千葉県印西市の病院へドクターヘリで緊急搬送され治療を受けていますが、意識はあり命に別状はないということです。左腹部1ヶ所を刺され重傷。

2人は茨城県神栖市にある同じ高校(茨城県立波崎柳川高等学校)に通っており、同じ運動部(陸上部)に所属している先輩後輩の関係で、遊び仲間でした。

逮捕された女子高生は警察の取調べに対し「刺したことは間違いない。人間関係でトラブルがあった」「凶器は事前に用意して持ってきた」などと話し容疑を認めています。

またその後の取調べでは、「被害者少女のバイトのシフトを確認してから脅しに行った」「口論のなかで刺してしまった」「致命傷になる傷をつけるつもりはなかった」「恋愛関係でトラブルになっていた」などと供述しているそうです。

逮捕された女子高生のTwitterのツイートには、交際相手と別れて精神的に不安定になっている様子が表れていました。この交際相手が、被害者の女子高生であると思われます。

警察によると、刺された女子高生は事件当時アルバイト中で、レジの中にいたということです。逮捕された女子高生は、客として訪れていたとみられています。店内には当時、この2人以外に店員1人と複数の客がいました。

ローソンの広報担当者によると、刺された女子高生は2ヶ月ほど前からアルバイトをしていたということです。

警察は、事件当時の状況を調べるとともに、2人が交際関係などをめぐってトラブルを抱えていたとみて、犯行動機など詳しく調べていく方針です。

殺人未遂罪などの法定刑(成人の場合)
 殺人未遂罪…死刑または無期懲役、もしくは5年以上の懲役
 傷害罪…15年以下の懲役または50万円以下の罰金

女子生徒の今後の流れ(12/21執筆)

逮捕されると、まずは逮捕された時点から48時間以内に、警察は検察へ送検しなければなりません。

そして、送検された日から起算して、まずは10日間の勾留となるはずです。その間、容疑者の女子高生は管轄する警察署(おそらく茨城県警鹿嶋署)の留置場へ勾留され、事件に関する捜査が進められます。

今回の事件は殺人未遂と重大な事件ですので、10日間だけの捜査で終わる可能性は低く、10日後にはさらに10日間の勾留延長請求がなされる可能性が高いです。(最大20日までの勾留が可能)

そして合計20日間の勾留生活を終えると、1度裁判所へ行き、観護措置(鑑別所送致)の言い渡しを受けることになるでしょう。

鑑別所では最短2週間~最大8週間の収容が可能ですが、平均として4週間の収容となるのが一般的です。最終日前後で、少年審判(成人でいう裁判のようなもの)が開かれます。

そこで、少年院送致となるか、保護観察処分となるか、試験観察処分となるかなどの、処分が言い渡されます。

まとめると、以下のようになります。
※日付に若干の前後が生じる可能性あり

■今後の流れ予想
12/21 殺人未遂罪で逮捕

12/23 送検(10日間の勾留開始)

1/1  勾留延長

1/11  勾留終了→観護措置(少年鑑別所送致)

2/7頃 少年審判

傷害現場のローソン(神栖知手砂山)の地図


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